3歳限定と牝馬とスプリンター
JRAのレースのなかでの3歳馬の取り扱いは…
• 1月〜4月は4歳以上限定
• 5月〜12月は3歳以上限定
この2つはどちらか一方なので覚えておきたい
必然的に1月〜4月は完全に古馬と3歳は別々のレースとなる
なので予想は組み立てやすい可能性もありそうだ。
当たり前っちゃあ当たり前なのだが…こうやって書き出してみると整理できる。
1月〜4月の3歳限定のレース
(牝)=牝馬限定のレース
• シンザン記念
• フェアリーS (牝)
• 京成杯
• きさらぎ賞
• 共同通信杯
• クイーンC (牝)
• チューリップ賞 (牝)
• フィリーズレビュー
• 毎日杯
• 弥生賞
• フラワーC (牝)
• スプリングS
• ファルコンS
• 桜花賞 (牝)
• アーリントンC
• ニュージーランドT (NZT)
• 皐月賞
• フローラS
• 青葉賞
• 京都新聞杯
• 葵S
• NHKマイル
• オークス (牝)
• 日本ダービー
トライアルレースと優先出走権
(2018年からダービーとオークスへの優先出走権は桜花賞と皐月賞の4着までから5着までに変更される。減少したのはフローラ3着までから2着までにスイートピー2着までから1着のみに変更)
賞金が足りてなくてもG1で好走した馬が優先してできるわけだな。
新しく追加されたのはNHKマイルへの優先出走権がアーリントンCの3着までに与えられること。
これにともない2月4週から4月2週に変更
アーリントンC2017の結果
1. ペルシアンナイト
2. レッドアンシェル
3. ディバインコード
ペルシアンナイト
• 新馬戦8月1着
• アイビーS10月2着
• こうやまき賞12月1着
• シンザン記念1月3着
• アーリントンC2月1着
• 皐月賞4月2着
• ダービー7着
• 富士S5着
• マイルCS1着
新馬戦に勝ちOPに出走し2着なので次走は500万下に出走し勝つそして重賞に挑み(アーリントンCはステップレースとみる)
4月の勝てたであろうNHKマイル出走せずに5月の皐月賞にでたのはなぜか?この馬は追分ファーム「追分ファームはノーザンファームと同類」そしてNHKマイルの1着はアエロリット「ノーザンファーム生産馬」そしてレッドアンシェルもノーザンファーム生産馬ということになる。
レッドアンシェル
• 新馬戦8月1着
• もみじS10月1着
• 朝日FS12月8着
• NHKマイル5月4着
• 富士S10月4着
ディバインコード
アーリントンC3着だが優先出走権があれば4月に出走している橘Sを使わずにNHKマイルに直行できた可能性もある「まだOPを勝てていないが…無理に使わず調教に時間を使えたかもしれない。
「生産者は岡田スタッド」
続いてニュージーランドT (NZT)
2着までにNHKマイルへの優先出走権が与えられる
NZT2017の結果とNHKマイルの着順
1. ジョーストリクトリ 12着
2. メイソンジュニア 未出走
3. ボンセルヴィーソ 3着
過去の傾向からも優先出走権があるので出走馬は多いが1着の馬は成績は良くない。「NZTは中山でNHKマイルは東京、アーリントンCは阪神」
人気馬はことごとく破れている、4番人気のノーザンファームの馬は京都マイル実績からなのだろう。2着のメイソンジュニアは8番人気のノーザンファーム生産馬。前走+14k3着で当日−8kでまだ上積みあり。そして過去に中京やダートで好走している。その分中山のマイルで2着と好走できたのかもしれない。
ジョーストリクトリは中山に適性があったかシュタルケの好騎乗で人気薄での勝ち。同騎手でのNHKマイル出走なら…だな
トライアルレースについて
※皐月賞トライアル
• 弥生賞3着
• スプリングS3着
• 若葉S (OP)2着
• 毎日杯※ステップレース
※日本ダービートライアル
• 皐月賞※優出5着
• 青葉賞2着
• プリンシパルS (OP)1着
• 京都新聞杯※ステップレース
※NHKマイル
• アーリントンC3着
• NZT 2着
※桜花賞
• チューリップ賞3着
• フィリーズレビュー3着
• アネモネS (OP)2着
• フラワーC※ステップレース
※オークス
• 桜花賞※優出5着
• フローラS2着3着
• スイートピーS1着
5月〜12月の3歳限定のレース
• ユニコーンS(ダ)
• ラジオNIKKEI賞
• レパードS (ダ)
• セントライト記念
• 神戸新聞杯
• 紫苑S (牝)
• ローズS(牝)
• 秋華賞(牝)
• 菊花賞
※菊花賞トライアル
• セントライト記念
• 神戸新聞杯
※秋華賞トライアル
• 紫苑S
• ローズS
5月から古馬と混じって走ることとなる。
芝がメインの3歳馬は選択肢もかなり多いが目標の1つとしては菊花賞や秋華賞だな。
主に夏場は短距離、秋頃からは中長距離の重賞がある。
5月以降の牝馬限定(2歳限定レースは除く)のレースは
• マーメイドS 6月
• ターコイズS 12月
※秋華賞トライアル
• クイーンS7月※ステップレース
• ローズS 9月
• 紫苑S 9月
秋華賞 10月
※エリザベス女王杯トライアル
• 府中牝馬S 10月
エリザベス女王杯 11月
ダート路線の牝馬限定レースはないので地方重賞が目標
どちらかといえば短中距離の馬は距離適性が重要か⁈
三冠を狙ったローテ
3歳クラシック三冠
• 皐月賞
• 日本ダービー
• 菊花賞
3歳牝馬クラシック三冠
• 桜花賞
• オークス
• 秋華賞
春古馬三冠
• 大阪杯 2017
• 天皇賞
• 宝塚記念
秋古馬三冠
• 天皇賞
• ジャパンカップ
• 有馬記念
古馬の牝馬三冠はない
* ヴィクトリアマイル
* エリザベス女王杯
ダートについて
3歳限定ダート重賞
ユニコーンS
6月東京1600m
レパードS
8月新潟1800m
左回りしかないな。
3歳以上ダート重賞
根岸S
1月東京1400m
東海S
1月中京1800m
フェブラリーステークス
2月東京1600m
マーチS
3月中山1800m
アンタレスS
4月阪神1800m
平安S
5月京都1900m
プロキオンS
7月中京1400m
エルムS
8月札幌1700m
シリウスS
9月阪神2000m
武蔵野 S
11月東京1600m
みやこS
11月京都1800m
1着はチャンピオンズカップへの優先出走権
2018年は休止となっている
カペラ S
12月中山1200m
チャンピオンズカップ
12月中京1800m
こうしてみてみるとJRAのダート重賞は最終的に左回りの適性が問われる。東京1600mは芝スタートの1ターン制のコースなので逃げ先行が有利でなんとなく新潟に似ている。中京1800mはダートスタートのコーナー4回の直線が長いコースなので差しも届きやすい。
右回りの阪神といったところか。
牝馬は基本的に不利
ダートは観客席からみると遠く地味なために地方がメインとなっていてG1の右回りとなると大井ぐらいしかない
地方の左回りコース
- 船橋
- 浦和
- 川崎
- 盛岡
地方の右回りコース
- 帯広
- 門別
- 水沢
- 大井
- 名古屋
- 笠松
- 金沢
- 園田
- 高知
- 佐賀
これらに加えて古馬重賞が大半を占める
主に1月から古馬は中長距離重賞やダート、牝馬の短距離路線の馬は4月のヴィクトリアマイルを目指す。そのためか古馬牝馬限定戦もそこそこある
• 愛知杯 1月
• 京都牝馬S 2月
• 中山牝馬S 3月
• 阪神牝馬S 4月
• 福島牝馬S 4月
• ヴィクトリアマイル 5月
もちろんメインは古馬の混合重賞だが…余程力のある馬でない限り古馬になった牝馬の有利なレースはハンデ戦か地方ダートしかない。
海外遠征について
3月ドバイミーティング
6月ロイヤルアスコット開催
10月凱旋門賞ウィークエンド
10月〜11月ブリーダーズカップ・ワールドサラブレッド・チャンピオンシップ
12月 香港国際競争
などの日程のようだ
香港ではスプリントやマイルのG 1も施行される。
また、高松宮記念とスプリンターズSはグローバルスプリントチャレンジ(GSC)にも指定されている。
これは世界の指定されたレース「全10戦5カ国開催」「過去にはポイント制で現在は無し」の内の3カ国で優勝すると百万ドルのボーナスが貰える。
これを目的に強豪馬の来日の可能性も含まれているが…
高松宮記念 3月
1着セイウンコウセイ
3着レッドファルクス
スプリンターズS 9月前半
1着レッドファルクス
11着セイウンコウセイ
12着ファインニードル
セントウルS (G2)9月後半〜10月
1着ファインニードル
日本のスプリントG 1はこの2レースしかなくG2に限ってはセントウルSのみでしかもスプリンターズSを前にしてこのレース間隔では厳しい。
スプリント三冠とは到底呼べないな。
となると、GSCの最終レースとなる香港スプリントはスプリンターの締めくくりのレースとも書かれていたのでレベルも高くこれが三冠に匹敵しそうだ。
出走する日本馬はレッドファルクスはレッツゴードンキだ。
レッドファルクス残念ながら休養。セイウンコウセイは結果がでていない。
おもえば連覇できるような強いスプリンターがいないな。
レッドファルクスは追い込み馬なのであきらかに日本向けだしな。
因みに香港スプリントの過去10年の日本馬の優勝はロードカナロアの2勝 のみとレベルは高い。
前年の香港スプリント
レッドファルクスは12着
前年のレッドファルクスの香港スプリント前のローテ
CBC賞1着
スプリンターズS1着
2017年のCBC賞の結果
(中京・ハンデ戦)
1. シャイニングレイ
2. セカンドテーブル
3. アクティブミノル
ローテーションでみるとセントウルS→スプリンターズSのあとは国内だと11月後半の京阪杯か1月のシルクロードSしか重賞がない。
京阪杯はジャパンカップの裏なので主戦騎手が乗れない可能性があるのと12月の香港スプリントを目指しているからだろう。
そういえば…オパールSにソルヴェイグが出走してきたのはスプリント路線のローテの選択肢が少ないからなのかもしれないなー。
高松宮記念トライアル
• 阪急杯 2月
• シルクロードS ステップレース
• オーシャンS ステップレース
• マイルCS ステップレース
高松宮記念1着のセイウンコウセイの前走はシルクロードSで 2着
2着のレッツゴードンキは京都牝馬Sで上にあげた牝馬路線だ。
次走はヴィクトリアマイルに向かって惨敗している。なのでこの馬はマイルよりスプリンター向きなのかもしれないな。そもそも牝馬限定のスプリントレースがないので間でダートを使っているのはもしかしたらダート路線も考えたのかもね。その上でヴィクトリアマイルを目標にしていた。
しかし、牝馬で香港スプリントを制するのは厳しいとおもうな。
ここに向かうしか選択肢がないからなのだろう…。騎手が岩田なら期待できるが…。
3着はレッドファルクスで前走は香港スプリント12着で高松宮記念は1番人気だった。
香港スプリントのレベルの高さをみなわかっているからだな。
また、12月の香港スプリントの前に11月にアメリカのブリーダーズCターフスプリントというのもあるようだけど…
こちらはダートのスプリントチャンピオンを決めようといった感じのレースのようだ。
ラニが出走していたレースは5月〜6月のアメリカダートのクラシック三冠 (日本馬初)
ベルモントステークスで3着と大健闘した。
ラニ=10番